Season7-17 天才たちの最期

シーズン7 第17話 「天才たちの最期」


出版社に勤める瑛子(役:黒川芽以)が警視庁に怒鳴り込んできた。捜査一課が自殺と断定したとある事件について、再捜査を依頼してきたのだ。トリオザ捜一からバトンタッチされた右京が、彼女の話を聞く。


被害者は、瑛子の出版社から詩集を出版する事になっていた天才大学生・安原。彼が卒業朗読会の最中に水を飲んだところ、突然苦しみ出し、死んでしまったという。その彼が水を飲む直前、十数秒の原因不明な暗転があったことを不審に思った瑛子は、誰かが水の入っているコップの中に暗転の最中に毒を入れて安原を殺したのではないか、と右京に相談する。

現場を調べると、暗闇で光る紙片が紙コップの場所を特定する目印のように貼られていた。その紙片と同じものを持っていたのが、安原の研究室の教授であり、優秀な詩人でもある城戸。瑛子は、城戸が安原を毒殺したのではと疑うが・・・

一方、右京は、瑛子の出版社の社長・堀江からある話を聞く。それは、安原が尊敬していた詩の才能溢れる一人の女性が、安原と同じように朗読会の最中に毒を飲んで死亡していた、ということだった。その女性は、詩壇の重鎮・五十嵐の詩を盗んだ疑いがかけられ、朗読会で無実を訴えながら毒を飲んで自殺したのだ。今回の安原の死も、そのときの状況とよく似ていた。安原は、その詩を盗まれたとされた五十嵐の家で詩作に励んでいた。これは偶然なのか??


若き詩作の天才が過去に盗作の疑いをかけられたまま無実を訴えて自殺。その自殺に端を発し、また若き詩作の天才がその疑惑を解明する。天才の死の真相とは??




改めて観て、なかなか難解なストーリーです。

詩の世界の厳しさと、その世界に風穴をあける一人の若者の勇気を見た気がしました。



わるーいヤツが今回複数人でてきますので、全体を通して誰が犯人、と位置づける事が難しい、なんかよくわかんないスッキリしない話ではありますが、それでも違和感なく見ることができると思います。


・・・おれにも詩の才能があったらなぁ・・・