Season2-12 クイズ王

久しぶりにツタヤでシーズン2を借りました。

ぼくの大好きなストーリー、「クイズ王」を紹介します。

初期の頃の作品とは思えないほど、今観ても面白い。

DVDでも小説でもぜひ見て欲しい、傑作です。


シーズン2 第12話「クイズ王」


昼下がりの公園でたたずむ薫。そこに呼び出される右京。非番の日に何の用かと疑問をもつ右京に対して、薫は突然自分の手首と右京の手首を手錠でつなぐ。薫の携帯に着信が。非通知。出ると、相手は、「わたしの言うことを聞かなければ、公園にいる人を無差別に撃ちます」と言う。
その相手の要求は、なんとクイズ。クイズに3問間違えると、その時点で公園にいる人を撃つ、というルール。イラつく薫だが、電話の相手は本気だ。仕方なくクイズに答えていくのだが・・・
「円周率、小数点以下第151位の数字は?」「(薫)はぁ、わかるわけないだろ、そんなの!!」「(電話の相手)1、2、3」「(右京、必死に頭の中で計算して)4!」「(電話の相手)・・・正解。しかし時間切れ。コンマ1秒遅かった」「君達がバカなせいで、何の罪もない民間人が死にます」そう言った次の瞬間、公園にいた一人の男が撃たれて殺されてしまう。
狙撃手をビルの屋上に発見した右京と薫が追いかけるが、一足遅かった。屋上につくと、そこにはだれもおらず、そこには円周率が書き残されていた・・・

右京は、最後の問題が誰にも分からないくらい難しい問題であったことや、被害者が公園に到着する直前の数問は逆に誰にでも分かる簡単な問題であったことなどから、犯人は最初から被害者を殺害する目的があり、自分たちはそれに利用されたのではないかと推理する。被害者に恨みをもつ人間を探していくと、東大卒で頭のいい、人気予備校講師の村瀬が浮上する。村瀬は以前、被害者と交際していたが、最近別かれ、被害者は別の女性と結婚していた。
村瀬に事情を聞くが、彼女には狙撃の力がなく、かつ犯行時刻には予備校で仕事をしており、完璧なアリバイがあると主張する。それぞれは動かしがたい彼女が犯人ではない証拠ではあるが、右京はそれらを組み合わせて犯人をあばいていく・・・



電話口からクイズをだし、間違えたとたんに狙撃するという、突拍子のない話ですが、とにかく手に汗握る興奮ストーリーです。

プライドの高い女がそのプライドを傷つけられた腹いせに引き起こした今回の事件。

「なるほどな!」と感心します。

初期の相棒を代表するストーリーであり、今でも何回でも見たいと思うようなクオリティの高いストーリーです。

一番何がすごいって、コンマ1秒遅かったとはいえ、円周率小数点以下第151位の数字を本当に当ててしまう右京が一番すごい。

島根県の県庁所在地を聞かれ、自信満々に「松山!!」と応える薫ちゃんもすごいですが(笑)

とにかく初期相棒の代表作。

ぜひ見てください。