Season7-11 越境捜査

大晦日。実家にて。

元日スペシャルが期待大の「相棒」
その相棒の素晴らしさを紹介する当カテゴリ。

今年最後は、シーズン7の第11話「越境捜査」を紹介します。
根拠はありません。



拳銃を持った男が逃走。住宅地に入り込み、自宅に帰ってきた女性を脅かして室内に立てこもる。右京らは、付近の住宅地内をしらみつぶしにあたっていく。そのなかで、ボンネットがまだあたたかいのに留守であることを不審に思った右京が立てこもり先を突き止め、逮捕に成功する。
一件落着・・・と思いきや、帰る途中、先ほどの捜査で留守だった家のカーテンがゆれているのを右京は見逃さなかった。その家は・・・


同じ頃、同じ住宅地内で、登校中の女の子が誘拐され、家族に脅迫電話がかかってくる。身代金は5億円。かけつけた神奈川県警の早川は、5億もの大金をなんとか用意できそうだという主人に疑問を持つ。

実は、この家こそ、先ほど右京が見つけた不審な家。誘拐犯から電話があり、「この近くで拳銃を持った男が逃走していて、刑事が捜索をしている。たずねてきても居留守を使え」と指示が入っていた。不審に思った右京は家を訪ねると、そこはまさに誘拐事件の現場だった。

5億円を用意している中、右京はある人物に疑惑を抱く。そして、誘拐犯からは、5億円を横浜赤レンガ倉庫まで運ぶよう指示が入る。指示通り5億円を運ぶ主人。その後をつける県警。そして誘拐犯を逮捕、女の子を確保した、という一報が右京のもとに入る。一件落着、と思いきや、そこには大きなどんでん返しが待っていた。


シーズン7の中盤、薫が「相棒」を卒業して右京ひとりの「相棒」となって初の話は、右京の推理が冴え渡るミステリーとなりました。
ラストの展開にはぼくもビックリ。
「えっまさかそんなっ」て声に出しちゃうくらい。
薫がいないのは寂しいですし、
「これじゃ『相棒』じゃなくて『杉下右京の事件簿』じゃん」って思ってしまうのも分かります。
でも、そんな不安を吹っ飛ばすくらい刺激的なストーリーには、さすが相棒って思わされます。

右京一人の相棒も「相棒」として成立するんだ、と気づかされる今作。
ぜひ見てください。