本のリレー

岡本仁「果てしない本の話」を読んでいる。少し前に「続々 果てしない本の話」を読んでその構成に惹かれ、今日本屋でその前編を偶然見つけ、手に取った。本にまつわるエッセイで、ある本から別のある本へ、リレーのようにバトンがつながっていく。美術に建築…

ALL STANDARD IS YOU

twitterは、リアルタイムで起きている出来事を手っ取り早く知る手段としてすごく重宝する一方、ある記事に対する主張とそれに対する反論というように議論がなされ、それが、ある時は口の悪い言葉で交わされるので、見ていて気持ちが悪くなることが多い。だっ…

遠くにあるのはきっとキレイな月

自然の脅威を前にすると、人間って無力なんだなぁとつくづく思う。どれだけ前もって警戒していたって、災害は起きる。「過去にない規模の台風が上陸しましたが、死者はゼロでした」とニュースで流れるなんてことは、ありえないのか? 一晩過ぎると、まるで何…

台風の目

非常に大きな台風19号が上陸している最中、これを書いている。今日は一日家から出ていない。出るのさえも怖い。大きな川に挟まれているような場所にある自宅エリアのことを、昨日は他人に「人間の住む場所じゃないじゃないか」と言われてたじろいだ。そんな…

ドイツビール

半年ほど前に偶然再会した大学時代の友人と、久しぶりに食事。彼はどこか突拍子のないことを行動に起こす。ブラジリアン柔術の稽古で週2で自由が丘に通い、今日は広尾で試合だったのだとか。真っ黒に焼けた彼の身体は引き締まり、ケンカでもしようものなら…

電子書籍にはいまだに慣れない

読み始めたのはいつだったか、何年前だったか、もう忘れてしまった。もしかしたら単行本が出てすぐだったのかもしれない。でも単行本では買わず、電子書籍で読み始めたことは覚えている。i Pad mini で楽天koboを試そうと思い立ち、じゃあ小説でもと思ってダ…

空想絵画

以前イベントで知り、好きになった絵描きさんが初めて個展を行うということで、東林間のギャラリーへ行ってきた。そのギャラリーは、家族の紹介で知った小さな家。住宅地に入り、本当にここであっているのかと不安になりかけたところで突如、現れた。家族と…

傍観者効果

先日、事務所から帰る途中の電車内でのことだった。終電の数本前で車内は比較的混んでいた。7人掛けの座席の中央付近に立ってイヤホンで音楽を聴きながら本を読んでいたら、視界の隅の方で何かが床に向かって動いた。周囲の人の視線が集中する。嫌な予感が…

Changes Far Away

来年4月からの新居の工事が着々と進んでいる。持ち家ではないからお金も時間もそんなにかかるわけではないけれど、それでも自分にとって人生の一大プロジェクトとして位置付けている。楽しみで、うずうずする毎日だ。 住まいのテーマは、「ダイニングに集う…

本と実体験とを結ぶエッセイ

吉祥寺に、本のセレクトが好きでよく行く小さな本屋がある。先日、その本屋の店主が自分のことを「常連さん」と認識していて、また来てくださいね、と言っていたということを人から聞き、胸にしみわたるものを感じた。「常連」その言葉から私はいつも、「俺…

こだわりのマルシェ

多摩センターの「こだわりのマルシェ」へ。去年初めて行ったから、二回目。 多摩センター駅前の広場、通路で出店やイベントが。こうして普段なにもないところに突然価値を発信するなにかが集まり、人が集まる、というプロセスが自分は好きなのだと改めて実感…

寓話に学ぶ、仕事への取り組み方

仕事に対する姿勢であったり、所内でのコミュニケーションのとりかただったり。働き方全般について、そろそろ冷静に、いまの状態でいいのか、良くなければどう改善すべきか、考えなければいけないと思っている。目の前の仕事に没頭するのもいいけれど、果た…

いいこと、を数える

「休日はこれをして有意義に過ごしました」という何か一つ突出したものがあるわけではなく、いろんなことをしながらなんとなく時間が過ぎていくことが多いので、夜、こうして一日を振り返ると、あまり達成感はない。今日は、午前中少し仕事をしたあと、事務…

今までにない職業をつくる

書店でタイトルを見かけるたびに気になっていたものの、見て見ぬふりをしていたその本を、勇気を出して手に取った。なぜ勇気を必要としたのか。読んでから、その手に取らなかった空白期間を後悔する。でも、その理由もなんとなく分かる。きっと、自分に「い…

blast! the music of Disney

夕方、渋谷でエンターテイメント鑑賞。数年ぶりに「blast!」を観た。今回はディズニー音楽とのコラボ。有名な曲を交えつつ、全体で一つの物語が進行するように進んでいった。 正直、観る前は、ディズニー音楽に寄っていて本来のblast!のカッコよさが味わえな…

新聞のコラムを読む

要約力を鍛える訓練として、新聞の「コラム」を短くまとめるということを、小学生の時だったか、中学生の時だったか、やった記憶がある。コラムには短い文章の中に起承転結が詰め込まれていて、無駄な情報がない。その内容を踏まえたうえで、さらに文字数を…

安心できる場所

自分にとって「あっ、ここまた来たいな」という場所を、それは喫茶店でもレストランでも、本屋でも雑貨屋でも、はたまたイベントでも、まぁなんでもいいのだけれど、そういう場所をできれば多くつくって、そこへ行くことを楽しむことが、自分の心を喜ばせる…

問いかけに応じる

連休中、たいして身体を動かさなかったにもかかわらず、食べる量だけは多い。運動不足が気になり、夕方、涼しくなってから、河川敷を走った。 この、苦しいのだけれど清々しい感じが気持ち良いから、走れているようなものなのだと再認識。この気持ちをもっと…

医者と患者

冷静に、自分の仕事のしかたを、考える。 「仕事とは来た球を打ち返すこと」この言葉に感銘を受けて、そうだよなぁと共感したのは以前書いたけれど、さらに重要だと思えるような考え方にたどり着いた。 内田樹、池上六朗著「身体の言い分」に、医学部の学生…

猛暑

夏休み。新しい住まいでキッチン壁のタイルを検討していて、その色を確かめるために新宿にあるショールームへ行ってきた。いくつかサンプルをみて、色を決める。打ち放し部分とも調和するように、マットな仕上げのものが良いだろう。複数の色を混ぜるのもや…

夏祭り

自治会で夏祭りがあるというので、あのへんに神社あったかな、行ったことなかったな、なんて今さら思いながらも、夕方立ち寄った。自分もその集まりの一部になりたかったから、というのは後付けの理由で、ピザが目当てであったというのは、ここだけの話だ。…

仕事の進め方を考える

休日を有意義に!なんて思いながら始めたブログなのに、土曜日に放心状態のまま帰ってきて、もしくはぼーっとしてやる気が起きなくて、書くことができないなんてことが続いている。これではいけない。今日だって、昼間事務所へ早めに行って仕事を片付けよう…

ハンコ

少し遅めの誕生日プレゼントにと、オリジナルゴム印をもらった。ハンコ作家さんのワークショップに参加する機会があったようで、自分の名前を図案にしてくれたのだ。「図案がなかなか決まらない。絵心がない」そう言って困っていたようだったけれど、自分か…

moto.8

神保町の東京堂書店で行われた紙と本のイベントへ。紙モノを扱う作家さんの作品を見て楽しんだ。新しい作家さんにも出会い、刺激になった。 web.mamma-ru.com 「紙と本をたのしむ会」活版印刷や手製本の魅力を肌で感じられるイベントだったけれど、ここでは…

シュークリーム2個

自分がこうしてブログを書き続けることにどんな意味があるのか。そのひとつの答えを得られた気がした。誰かが読んで面白がってくれるだろうか、とか、共感してくれるか、とか、そういうことはあまり重要ではない。そもそも、自分が期待するほど読まれていな…

30日のパスタ

吉祥寺にあるお気に入りのセレクト本屋で出会ったパスタレシピ本は、パスタをつくるハードルを限りなく低くしてくれる。日本人が毎日ご飯を食べるのと同じように、イタリアではまた毎日のようにパスタを食べるのだそう。1か月30日、いろいろな素材を使ってつ…

一輪挿し

壁面本棚をつくってもらって以来贔屓にしている家具屋さん(nikom)が、東京で今日まで個展を開いているというので、行ってきた。誠実という名のオーラが肉眼で見えるんじゃないかっていうような空気をまとった二人に会い、英気を養う。その人柄が新作家具に…

雑貨化する社会

「世界がじわじわと雑貨化している気がする」という一文を見て、頭の中にぼんやりと描かれていたイメージが言語化されていることに気づいた。あらゆるものが「その他」に類する「雑」のもの。これまで「雑」でなかったものも「雑」になりつつある(「雑」だ…

七夕の奇跡

今週のお題「わたしの好きな歌」 THE YELLOW MONKEYが復活するきっかけとなったエピソードを聞くたび、奇跡の力を感じる。ローリングストーンズのライブを観て「バンドは宝だな」と思った吉井和哉が、2013年7月7日にメンバーに「また一緒にバンドをやってく…

私は認知されたい

「他人に認知されたくないんです」そういった意見を本で読んで、そういう考え方もあるのかと驚いたことがある。例えば何回か行くお店で店員さんに、「いつもありがとね」と言われると、自分という個を認識されているようで急に恥ずかしくなり、そのお店への…