ほんのわずかな「チクショー」をなくす

大きな仕事が一段落し、ほっとし、急に緊張の糸がほどけた。帰り道、寄り道してケーキ屋に立ち寄る。シュークリームが格別においしいケーキ屋だ。節目だし、たまにはいいだろう、と思った。 夕方近い時間帯だったからか、目当てのシュークリームがなかった。…

いちいち考える

森田三和著「サンドイッチブルース」(ループ舎)が好きで、下線を引きながら繰り返し読んでいる。今日は行きつけのカフェで、久しぶりに読んだ。 自分に正直にいちいち考えて判断していると、きっと明るい未来がやってきます。 「いちいち考える」のはなん…

じたばたしているときこそ「ふだん通り」に

内田樹「街場の大学論」を通勤の電車内で読んでいる。大学で働いているので、大学を取り巻く環境について少なからず考えなければいけない、という危機感があり、それが20年近く前の文章を読む動機づけになっている。 今日、そのなかで「ぐさっ」とくる言葉に…

蕎麦屋でみる東京マラソン

昼間、お蕎麦屋さんに入ったらテレビが点いていて、実況の声が興奮味を帯びていたので何気なく見たら、外国人選手が颯爽と走っていた。そうか、今日は東京マラソンの日か、とようやく思い出した。ヘトヘトになりながら走った十数年前を思い出す。 お蕎麦屋さ…

SHINE ON

THE YELLOW MONEYの東京ドーム公演が4月に控えている。「SHINE ON」と銘打ったその公演がどんなものになるか、いつものことながら全く想像ができず、ドキドキしている。そして先日、公演名と同じ「SHINE ON」という名の新曲も発表されることが分かった。私た…

満月の夜

満月の夜に刺激的な発表をするLUNA SEAのスタイル、昔から変わらなくて、いつもファンをドキドキさせてくれる。今夜もそうだった。投稿を見て、さて何の発表だろう、全国ツアー第2弾かな、新曲かな、再録アルバムかな、といろいろ想像する。しかし、いつも分…

雨はやまない

2月に入って、ようやくあたたかくなってきたことに喜びを見出してたのもつかの間、今度は地味に降る雨がやまず、気温も下がって寒い日がここ数日続いている。やっと暖房必須な毎日から解放されると思っていた矢先だった。外の暗さに比例して、自身の心も若干…

やり直し

コンビニでネットプリントをするために家を出た。5分ほど歩いたところにあるセブンイレブンが目的地だ。一般的には近い部類に入るのだろうけれど、ちょっと贅沢を言わせてもらえれば、気楽にサクッと行ける距離とまでは言えない。部屋着のまますっと行ってす…

スシロー

「行徳にスシローが来る」その話題はどこで誰から聞いたのだったか。東西線の車窓から外の景色を眺めていたら、行徳駅を過ぎたところでスシローの看板を見つけた。西友のすぐ隣。ここはいい場所ですね、なんて店舗企画担当者になった気分でつぶやいた。 妙典…

満席嫌い

気になっていた駅前のカフェに初めて行ってみようと思い、朝、頑張って起きて向かったら、満席で入れなかった。オープンしてから10分後のことだ。あまりの人気具合いに気圧され、ああ、これはしばらく来ることができなさそうだな、と思った。いつ行っても入…

両面性

法律を学ぶことによって得られることの一つに、物事の「両面性」に気づく想像力があると思っている。例えばある人が、「誰々からこのような被害を受けた」と主張したとしよう。弁護士であれば、それがどれだけその人の人権を損ねているかを判断して、例えば…

エッセイストになるには

明確にエッセイストになりたい、と意識しているわけではないのだけれど、日々過ごす中で感じた事を文字で残す、そのことを習慣にできたら、どれだけ暮らしが豊かになるだろう、と思う。 実際には毎週末更新のこのブログで記事を書いているから、言い張れない…

続く「うっかり」

教室にタブレットを置き忘れた、とか、教科書を家に置き忘れた、とか、とにかく子どもたちの些細な忘れ物が多くて。そんな話を家族から聞いて、自分も小学生の頃は忘れ物が多かったかなあ、と振り返る。まあしょうがないよね。みんなが通る道だ。うっかり忘…

読書の効用

忙しさにかまけて、一つ一つの仕事への取り組み方が薄く、雑になっていることを感じる。ただそれに対して、「体はひとつしかないから」「疲れているんだから仕方ない」と言ってうやむやにしていないか。 確かに、複数の仕事を同時並行で走らせられるような大…

冷たい雨とジョギング

RUN

日課のジョギングを、続けている。ここまで来たら、ちょっとやそっとの理由では「今日はいいや、やーめた」なんて言えない。サボる理由はいくらでもつくることができる。気分がのらない、とか、腰が痛い、とか、寒すぎる、とか、猛吹雪で、とか。そして一日…

不快感に気づいてほしいという想い

一瞬でもカッとなったときなど、つい言葉が乱暴になってしまう。それはなんでなのだろうと考える。そういう言葉を使うべきではないと頭では分かっているのに。そういう言葉を使う人間になりたくないと平常時に心に刻んでいるはずなのに。 思うに、「私はいま…

ことばのきせき

詩を書く動機は、書きたいことがあったというより、書いてみなくては自分のありかが分からないという実感だった。書くことが、書きたいことを言語化する行為であるより、書き得ないことを感じ直そうとする試みであることは、これまで他の随想などでも述べて…

武州パイと八宿どら焼き

仕事で熊谷に行く時、ここ最近は必ず駅ナカにある梅林堂でどら焼きと武州パイを買う。店番をやりながら、おやつに食べるのだ。 武州パイは、実家暮らしだったころに食べて大好きになり、以来、埼玉で和菓子類を買うならこれ、と決めている。他にない、安心の…

居心地よい住まい

コーディネートで携わっているコーポラティブハウスに、打合せで行ってきた。住まいを拝見し、愛着をもって暮らしてくれていることを強く感じた。 「朝起きた時に、この窓から射し込んでくる光を浴びるように廊下を歩くのが気持ち良いんです」「窓越しの緑を…

貴重なひとり時間がもたらす愉悦

贅沢と言っていいくらい、自宅で、実家で、のんびりと過ごしている。去年も一昨年も同じだったのだろうか。普段の慌ただしさに隠れてしまってよく思い出せない。例年より少しだけ休みの多いスケジュールなのかもしれないけれど、それにしても、ゆとりの多さ…

2024

元日。終日ゆっくりしていた。結局夕べは紅白歌合戦を観て、年越しまで起きていた。おもしろ荘を観て、THE YELLOW MONKEYの新曲をYouTubeで聴いて、寝た。起きたら昼前だった。雑煮を食べて、夜は相棒の元日スペシャルを観た。テレビ番組をこんなにたっぷり…

夢を夢のままにするのではなくて

こうしてブログを書き続けることのメリットの一つに、昔自分がどのように過ごし、何を考えていたかを振り返ることができる点にある。書き記していなければ完全に忘れていた出来事も、すっと思い出すことができる。日記帳に手書きで書くのも趣があってよいけ…

反抗心

しばらく前に仕事上のことで注意されたのが、ずっと心に残っている。一言一句を覚えているわけではないけれど、その時の胸に刺さるような刺激が、今でも体を蝕むことがある。忘れたい出来事であっても、忘れずにこうして向き合うことで成長し、次のステージ…

街はクリスマスイブ

街はクリスマスイブ。毎年のことだけれど、あまりこういうときに商戦に乗りたくない天邪鬼な自分は、世間の「●●を買わなきゃ」という圧に逆行するように、消費を抑えながら過ごしている。 昨日は、自宅近くの人気ケーキ屋の前の通りに想像を超える大行列がで…

コーポラティブハウスの結束と楽しい時間

年末恒例のクリスマス会に呼んでいただき、今年も参加することができた。入居者同士の結束が強い、憧れのコーポラティブハウス。1年半くらいの空白期間はあったものの、またその管理組合運営のお手伝いをする縁に恵まれて、素直に嬉しく思っている。こんな幸…

「何事も前倒しで実行」精神と、「同じ失敗を繰り返さない」精神

今月下旬から来月にかけて、自営業の事務仕事を重点的に、時間を有効に使ってやろうと思っている。平日の忙しさに甘えて、ついおろそかにしてしまいがちだからだ。こういうとき、たいてい犠牲になるのは、自分の裁量で仕事の時間をコントロールできる自営業…

居場所

誰かにとっての「居場所」をつくること。それが仕事で自分がやるべき一つのテーマなのだと思った。 それをやっている人は周囲にたくさんいる。街のカフェやレストラン、本屋だってそうだろう。そこへ行くことで心が安らぐ。なんだかそわそわしていた心が落ち…

繰り返し

RUN

夜、日課のジョギング。腰が痛い。どうやら体調とか天気とか、そういうことが原因ではないらしい。一日特に外出する予定がなく、のんびりと過ごしていると、体が固まって動きにくくなる。そんなところで走り出すから、痛くなるのだと思う。習慣、というか仕…

成熟

今週のお題「マイ流行語」 しばらく前から、自分が少しずつ成長しながら生きるという意気込みを「成熟」という言葉に込めている。内田樹さんの著書の中では度々登場するこの言葉、今の自分を支える重要な言葉だと感じている。流行語を、刺激がありながらも一…

腕の筋肉痛

この二日間、たねまめマルシェとCaffe Nilと出店が続く、ちょっとハードスケジュールだった。二日間、本をたっぷり詰め込んだトランクケースを転がしながら電車に乗り、歩いたら、右腕が筋肉痛になった。ジョギングこそ日課になっているけれど、上半身は意識…